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もっと狂わせたくなって
さらに彼女を貫いて行く。
壊れて行く彼女の姿に
俺自身も壊れて行きそうで
必死に欲情を抑えながら
溺れるその表情を見つめて
小さく呟いた。
「…愛してる…香織…」
意識を手離した彼女には
その声は聞こえて
いなかったと思う。
それでも…
繋ぎ合った熱から
伝わっている事を
祈りながら…
俺も激情の波に
飲みこまれて行った。
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