蜜夜

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もっと狂わせたくなって さらに彼女を貫いて行く。 壊れて行く彼女の姿に 俺自身も壊れて行きそうで 必死に欲情を抑えながら 溺れるその表情を見つめて 小さく呟いた。 「…愛してる…香織…」 意識を手離した彼女には その声は聞こえて いなかったと思う。 それでも… 繋ぎ合った熱から 伝わっている事を 祈りながら… 俺も激情の波に 飲みこまれて行った。
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