自滅

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「…ご…ごめん」 「…何が?」 「…その…つい… …キ…キスマーク… つけちゃった…」 おずおずと申し訳なさそうに 言った彼女の言葉に 自分の胸を見下ろすと 微かに薄紅色の痣が 出来上がっていた。 「…あーあ。 なんてコトしてくれんの?」 「ごっ…ごめんっ!」 ぎゅっと目をつぶって 自責の念に囚われているらしき 彼女の姿を見つめながら 俺はたまらなく喜びを感じていた。
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