自滅

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ゆっくりと眠りから覚めれば 俺の胸の中で少し顔を赤らめて じっと見つめる彼女の瞳。 普段の生意気な彼女も 昨夜の妖艶だった彼女も まるで嘘みたいに可愛らしい その表情に思わず微笑んで そっと唇を触れさせた。 唇を離すと彼女は瞳を キョロキョロと揺らしながら 口を開く。 「あ…あのね…」 「んー?」  
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