消せない記憶

12/12
3764人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
…もしかしたら 東雲さんとの関係の事かな なんて思いがよぎって 思わず苦笑いしてしまった。 「別にいいけど… 社内で話せない事なの?」 「…出来れば… 仕事が終わってから ゆっくり話したいです」 …間違いなく 東雲さんの事だと思った。 「…解ったわ…。 なるべく時間を 作れるようにするから」 「はい、お願いします」 ペコリと頭を下げて 自分のデスクに 戻って行った礼子を 何とも複雑な思いで見つめていた。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!