向けられた牙

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「前島さん、 今日はもう仕方ないから 職人さんには解散して貰おう。 社に戻って冬木部長に 報告しなきゃ。 ちょっと損害出るけど… もうどうにもならないし…」 「…そう…ですね…」 小野さんと共に 職人さんや現場監督に ひたすら頭を下げた。 「こんなミス前代未聞だよ」 怒りをぶつける職人さんの 言葉は当然の事で。 けれど、今からトラックを 見つけられたとしても 在庫があるのは名古屋の倉庫。 納品出来るのは最短でも 夕方以降になってしまう。
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