第2話

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幸いな事に訪問販売とか勧誘とか物乞いとかそういう類は始めの頃は来ませんでした 来たらどうしようとは頭の隅に置いていたのですが これから書くおばあちゃん達は 全く別の角度から私を攻めて来ました(笑) 始めに来たのは二人連れで 一人は上品な物腰の柔らかい70代位のお婆さんと もう一人はタイプの違う目の鋭い、私と目を合わさない、物腰の柔らかい方が私と話すのを黙って聞いているカジュアルな服装の二人でした 私はお年寄りは好きなので看板の前に立つ二人に 結構ウェルカムモードで挨拶しましたら 上品な方が店内の品には全く目もくれず玄関の私の前にまで一気に来ました あれ?と思いました だいたいの方は入ったなら店内見てくれるからです 私は違和感に少し身構えました
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