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結局お互い無言のまま
青木邸へと到着して。
高層マンションの最上階。
カードキーを鞄から出した
東雲さんが開錠して
ゆっくりとドアを開けた。
「明仁さんは本日は
仕事が多忙の為
お越し頂けませんでしたが
とても喜んでおられました。
前島チーフの才能を
大変褒めておられましたよ」
リビングへと向かう長い廊下を
歩きながら東雲さんが
言ってくれた言葉に胸が熱くなる。
「そう…ですか…」
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