最後の嘘

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午後になって 何故か前島香織だけが オフィスへと戻って来た。 それからしばらくして ようやく戻って来た小野さんは 何か吹っ切れたような表情で 俺に声を掛けて来る。 「東雲、ソファーベッドの 進み具合はどうだ?」 「…ええ、順調ですよ。 小野さんの方はどうですか?」 「ああ…順調だよ。 だけど… コンペ出品までお互いに 手のうちは秘密でな」 「ええ、俺もそうしようと 小野さんに言うつもりでした」 俺の言葉に、小野さんは ニコリと笑みを見せてから パソコン画面に向き合った。
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