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「…はい。
やはり彼女は
小野さんには渡せませんと…
そう言うつもりでした。
だから俺は何があっても
必ず彼女を幸せにします。
小野さん…
ありがとうございました。
それと…あのテーブルも」
『ハハッ!
あれで良かったか?』
「ええ、素晴らしい作品です。
…これでやっと
俺の家にテーブルが置けますよ」
お互いがクスクスと笑い合う。
あの頃と、
何ひとつ変わっていなかった
小野さんの優しさ。
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