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恋する事に正解だとか
不正解だとか…
どれが正しくて、
どれが間違っているのかなんて
きっと誰にも解らない。
その答えを見つけるために
もがき、悩んで…
彷徨い続けているのが恋だから。
けれど…
ひとつだけ確かなものは
私が彼を愛しているという事。
そして彼も私を
愛してくれているという事…。
いつか…
彼のデザインしてくれた
あの二人掛けのロックチェアで
木漏れ陽の中、手を握り合って
二人でうたた寝する…
そんな日が来る事を静かに願い…
小さく微笑んで私は
部屋の明かりを消した。
これから彼の心に秘められた
闇の中へと自分が
足を踏み入れて行くなんて
思いもせずに。
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