二人の選択

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自然と吐き出してしまう甘い声と とめどなく溢れ出す欲望。 「遥斗っ…」 もう立っていられなくて 崩れ落ちそうになった私に ようやく満足そうな 笑みを浮かべた彼が ベッドに導いた。 重なった素肌。 繰り返し落とされる唇。 焦らすように私を弄ぶ、 彼の綺麗な指先。 薄紅に染まって行く私の躰を 見下ろす彼の瞳が 妖艶な輝きを増して行く。 「愛してる」 その瞳から落ちた言葉が まるで合図だったかのように ゆっくりと沈められて行く彼の熱に 思わず躰をのけ反らせた。  
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