二人の選択

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擦れ合う熱から広がって行く快楽に 脳までが痺れ始めて 込み上げて来るものが 抑え切れなくなって行く。 「もう絶対に離さねーから」 耳元で囁かれた言葉と 彼の熱い吐息に さらに脳が刺激される。 …もう… 離れられないから…。 心でそう呟いて、 ベッドの軋む音が一段と激しく なって行くのを聞きながら 指先までが痺れるような 快楽の波に飲み込まれて行った。
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