旅立ちの章

10/27
前へ
/95ページ
次へ
ポポロン達は、気持ち良さそうに水浴びをします。 「よーし、ポポロン! 上がってなさい」 おじいちゃんは、ニコニコしながら言います。 「わ、わかった! ひっさしぶりに見るなー、じいちゃんの技」 ポポロンは、ワクワクして言います。 おじいちゃんは、目をつぶり、右の拳を握りしめました。 「……。自然に感謝。いただきます。……」 おじいちゃんは、一気に拳を降り下ろします。 「雷鳴拳(らいめいけん)!!」 稲光と共に、おじいちゃんの周りには、感電してプカプカと浮かんでくる魚達。 「わー! 大量だー!」 ポポロンは、無邪気に魚を捕まえます。 おじいちゃんとポポロンが陸に上がると、剣士は驚きの表情で、言葉を失っていました。
/95ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加