旅立ちの章

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「やはり、なにか、知っているみたいだな」 剣士は、言います。おじいちゃんは、複雑な表情で、口を開きます。 「闇の王、 奴は60年前に、この地に封印された……。じゃが、何故復活するとわかるのじゃ?」 「わからないが確かに何者かが、封印を解こうとしている……現に、西の大陸の一国は、何者かにより、消滅した。そして……。風が、止まった」 「な……なんじゃと? 一国が消滅?……そして、風……まさか、〃風の神殿〃に何かが……。しかし、何のニュースにも、なっておらんぞ」 おじいちゃんは、顔色を変えました。 「まさ……か。まさかの、ポポロン、ちょいと、東の国〃ロンヌ〃に行くぞ」 「え? ロンヌ? わ、わかった」 「お主は? 」 「……俺も、ロンヌには、用がある。同行しよう」 こうして、アルセウスから、東へ五十キロ離れた国、〃ロンヌ〃に向かい、ポポロン達は、旅立つのでした。
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