12456人が本棚に入れています
本棚に追加
エミにはすべて話した。
でも……もしあの動画を見たら、きっと幻滅する。
そう思うと、ブイの瞳に涙が滲んだ。
「そんな、やめてよ」
「じゃあ、私の命令に従いなさい」
「……わかった」
「わかりました、でしょ?」
「……わかりました」
ブイの中に、レイに対する殺意が生まれた。
それに気づかず、レイはカチャカチャとベルトを外して、ズボンを脱ぐ。
「まったく、とんだ泥棒ババアね」
すっかりブイを屈服させた気になっているレイは、ベッドに座った。
「ほら、ブイ君、そこにしゃがんで、私を満足させなさい」
屈辱的な命令だった。
でも、従わないとエミにあの動画を見せられる。
最初のコメントを投稿しよう!