変心

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トイレの鍵を閉めて懐中電灯を点けると、パーカーのフードを締める紐を外した。 片方の固結びしている部分を外せば、簡単に抜き取ることができた。 ブイは抜き取った紐を右手に握りしめて、トイレから出た。 「お帰り、ブイ君。さあさあ、早くこっちにおいでよ」 レイがベッドの上で手招きした。 右手に握っている紐を落とさないように注意しながら、ブイはベッドに戻る。 「ほら、こっちこっち」 ベッドの上で、レイは四つん這いになって尻をふった。
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