12456人が本棚に入れています
本棚に追加
ミチカは、アニエスに思いを寄せているエミは、ブイと強要されたことを、もっと辛そうに話すと思った。
表情が変わらないエミに、ミチカは苛立った。
「ブイとやっているとき、どう思った?」
エミを嘲笑するように、ブイとのことを詳しく訊いた。
「どうって言われましても……」
「アニエスを守るためだといっても、別の男に抱かれているわけじゃん?」
「それは……」
エミは下唇を噛んでうつむいた。
――こういう表情が見たかったんだよ。
ミチカゾクゾクとしてきた。
エミをもっと虐めたくなる。
最初のコメントを投稿しよう!