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「んー、あの革手錠はどうした?」
懐中電灯で体を照らしながら訊いた。
「鞄の中に……」
エミは震える声で答えた。
ミチカがバラまいたを鞄の荷物を調べると、確かに革手錠はあった。
2日目の朝、エミの体を照明の金具にぶら下げていた手錠だ。
ミチカは、その革手錠をベッド横の天井付近にある照明の金具に引っかけた。
「ほら、自分で手錠をつけろ」
「え?」
意図に気づいたのか、エミは怯えた顔をする。
「早くしろ」
エミは両手を上げて、革手錠を手首につけた。
全裸で革手錠に吊るされるエミ。
そう、2日目の朝の再現だ。
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