イレギュラー

31/31
12439人が本棚に入れています
本棚に追加
/667ページ
あいつらがこのホテルを出るまでの3日間、この女のことは絶対にばれてはならない。 この部屋を手に入れた時点で、その目的はほぼ達成されたといっていいだろう。 だが、馬鹿のカツヤには注意しないといけない。 いつ余計なことを言うかわからないから。 エイジは2人を見る。 カツヤはまだ女を言葉でなぶっている。 エイジは、カツヤの尻を蹴った。 「いてっ」 2匹の犬が怯えた目でエイジを見る。 「もういい、打ち合わせするからこっちこい」 そう言って、ベッドルームへ向かった。
/667ページ

最初のコメントを投稿しよう!