それは唐突に起きた。朝に納豆食った

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「んなっ…」 頭から血を垂らしながら少年は辺りを確認する。人のいないような廃ビル。そこに移動していた 頭を掴む男は右手から紅い刀を出現させソッと首もとに刃を向ける 「俺の質問に答えてくれれば…命はとらない」 頷くことしか出来ない 「一つ、お前の所属は?」 「…“荒野の月”」 「雇い主」 「知るわけが…ないだろ。余計に……詮索は…しない」 実際は違う。依頼は基本マスターの神流さんから簡潔に渡されるだけ。それ以上の情報を問いただすのは内部でタブーとされている まあ知らないって言うのは事実だから…と心の中で告げておく 「…はあ。じゃあ最後の質問だ。この質問に虚偽は許さない」 頭を再度強く握られた。床冷てぇ… 「お前の知り合いでなんかアンティークな物集めてる奴いないか?若しくはそういう物見たことないか?」 「…はぁ?」 一度地面から離されてもう一度叩きつけられた 「そういう答えは聞いてねえ。見たことあるか無いか、それだけ答えろ」 クッ…痛え…。まあ脅しで首もとに添えられてた刀を外せただけ良しとするか 「知らねえ…そんなもん…集めてる…奴、知り合いに…いねえ」 そう答えると奴は少し黙って……また頭を強く握られた。潰されるくらいに 「なっ…がっ…」 「多分最後の質問だ。言えれば解放してやる。口を閉ざすならその喉を掻き斬る」 本気の声だった。空気に重さがついたのか身体を圧する力を感じた こ、れが… 「何…簡単な質問だ。だがどうしても引っ掛かる “お前はどうして あの時、 あの場所、で” 俺を撃ったんだ? まるで “俺が あの時 あの場所に 戻ってくることが分かっていたみたいじゃないか”」 言葉一語一語が…酷く重い… え、いゆうの…ちか、らか
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