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そろそろ軍資金が底を尽き始めた
一ヶ月もっただけ良かった方だな
目的が出来ました。帰宅します
帰宅といってもご隠居のおさんぽとはわけが違うよ
お家に帰るまでが遠足です
さて、何週間後に帰れますかな
「おかえり」
「いってきます」
つなぎを着た叔父が肩を掴む
つなぎを着てるってことは農作業の途中なのです
「うふふ、米運びんしゃい」
「うぷぷ、拒否権はないんでしょうねきっと」
部屋に行き荷物を降ろして米袋を運びんしゃす
「前よりお土産増えたね」
「そんな気の利いたものはないんですけどね」
行きは軽い荷物ですが、帰りは重たくなるのです
「今回はどこまで?」
「ちょっとそこまで」
「そんな隣のト××みたいな回答は求めてない」
「あっちのほう」
そう言い、適当に指差す
「そっちは海しかありませんぜ、お兄さんよお」
冗談もそろそろ置いといて、
「これお土産」
「おお、あざます」
渡したのは四十肩と胸にプリントされたTシャツ
叔父とは好みや性格が一緒なのだ
17歳と気が合うおっさんか、はたまたおっさんと気が合う17歳か
どちらにしても結果は悲しいな
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