記憶

2/3
前へ
/23ページ
次へ
ギリギリの点数で高校に合格したこと自体間違ってたんだ 授業なんぞにはついていけた覚えが無い 唯一の救いは自分と同じ立場の人間と仲良くなれたことだ それなりには青春してたさ まーきれいでまー賢くてまーお美しい女性がこの高校にはいました けどねその人は男を見る目が無かったのね んで自分に告白を申し込んできた 嬉しかった?って聞かれれば嬉しかった でも言っちゃった 「ごめんなさい」 マドンナ告白事件のおかげでだいぶ注目を集めた自分 マドンナさんとはお友達とはいえないけど仲良くなった まだ諦めきれないんだとさ 見る目なけりゃとことんついてない そんで注目を集めた自分はというと、 悪い意味で人気になりました 学園のアイドルに近づきたくて仲良くしてくる奴(建前) いままで仲良かった奴らまで遠のいちまった いじめも少々あったな 偏差値は中の上くらいだと思ってたのにこんな頭悪い奴らばっかりかよってうんざりした 自分も頭良いとはいえないが
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加