第零話

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第零話

【千の刃に録(しる)されし】 ──それは記憶。 失くして初めて知った愛しき日々への後悔。 ──それは罪。 過ちを犯すことで背負った愚かしさの証。 ──それは墓標。 積み重ねた己の傷を抉るために突き立てた一振りの剣。 紐解くは桜。 行き着くは刃。 担うべきは過去(つみ)か、それとも現在(ばつ)か。
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