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あんまり凝視しすぎると目が合いそうで怖かったので花火と春子を交互に見た。
花火はクライマックスで、大きくて凝ったものが多くなってきた。
確かにきれいだけど、俺にとっては隣のベンチに座っている小さな女の子の方が興味深い。
目が合ってしまうのが怖いような、でも合わせたいような、そんな複雑な気分だ。
俺、あなたと毎日のようにメールしてるんですよ。
いろいろあなたについて知ってるんですよ。
今、もしそう言ってしまえば強烈に怖がられるだろう。
ドン引きだ。
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