接近

2/12
2792人が本棚に入れています
本棚に追加
/37ページ
ある日の昼時。 「ねーねー、近くにおいしい定食屋ができたんだって。」 「定食屋?」 社食に向かおうとする足を止め、大倉が提案してきた。 「たまには外行こうぜ。 社食もうまいけど、最近飽きてきた。」 「んー、まぁいいけど。 暖かくなってきたし。」 二人でその定食屋とやらに向かう。 1階の受付の女の子達が俺ら二人が出ていくのを見て、何やらキャッキャッ言っていた。 大倉はひらひらと手を振って応じる。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!