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隣のベンチには別の女の子2人が座っていて春子達がよく見えない。
瑞希の声がでかいので話の内容は聞こえるけど。
「花火きれいだね。優羽。」
「うん。きれい…。すごい…。」
春子は感動しているようだ。
ちゃんと顔も見たいな。
くそ。隣の女邪魔…
「おい!」
大倉に呼ばれて、びくっとした。
「あ、ああ。
ビールきたのか。」
意識が完全に他へいっていたので気付かなかった。
「なに、隣の女でもひっかけたいの?
声かけるか?」
「やめろ。違う。」
「最近変よ。司ちゃん。
ま、とりあえずカンパーイ!」
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