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ジョッキの音が小気味よく響く。
花火は単発で大きいのから、小さくて可愛いものの連発に移った。
「飲んじゃったね。」
「少し仮眠した後仕事して明日の朝帰るよ。」
「頑張るね。
俺も応接室のソファ借りよ。」
大倉と話しながらも春子たちの方が気になり、視線を度々そちらへ移す。
やはり隣の女が邪魔だ。
と、ふいに隣の女1人と目が合った。
やべ…。
「あの~、お2人とも仕事帰りですか?」
あ~あ、話しかけられちゃった。
俺の方が女達側だったので、仕方なく受け応えることにした。
「そうですけど。」
大倉がいつの間に、という顔で俺を見た。
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