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「…じゃあ、もうあんなのほっといて他の人にも目を向けてみたら?」
「う~ん…、そうできたら苦労はないんですけど。
…頑張ってみます。」
大倉、ちょっとは大人になれよ。
1年生から進級できないと誰かに持っていかれるぞ。
「ところで、司さんの恋バナのことですが。」
白川さんはさっきとうって変わって、急に生き生きとした目で語りだした。
「は?俺?」
「そう。
私の話ばっかりで悪いので。」
「悪いけど、俺女子じゃないし、そんな気遣いいらないよ。
それにもう…」
「あの女の子毎週金曜日にここに来てますよ。」
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