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天井を見つめて、気持ちを落ち着かせる。
ピロン。
「……。」
え?
今度は正真正銘パソコンからメールの受信音。
「……は、はい…。」
必要なんてないのに意味不明な返事をし、ベッドからゆっくり起き上がった。
早くない?
心の中で突っ込みながらも、おそるおそる受信箱を開ける。
『はい。』
すごくシンプルな返事がそこにあった。
短いだけに、春子の勇気と緊張感が伝わってきた。
今までとは違う空気をまとったメールだ。
「……はい。」
じーっと、その文字を見つめる。
「……はい…。」
2回読むと、コホ、と小さな咳払いをした。
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