警鐘‐2

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右手の指で鼻をつまむ。 「……。」 目線を他へずらす。 そして、もう一度画面へ戻す。 「はは…。」 こみ上げてくる嬉しさに、その辺を転げ回りたくなるのを我慢した。 大人だから。 「は…。」 それでもにやけてしまうのを止められない。 マジ? 俺、春子と会えるの? 遠くからじゃなくて目の前で見れて、しかも話ができるの? あのちっちゃい生命体と? あのミルクティー姫と? 興奮して、頭の中が訳分からなくなってきた。
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