警鐘‐2

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『じゃあ、またこっちから連絡するよ。 おやすみ。』 がっついていると思われたくなくて、わざと大人ぶった。 『おやすみなさい。』 春子からそれだけ返ってきた。 ふ。 なんか、急に他人行儀。 変な感じ。 でも、俺をやっと意識してくれてるんだと思うと嬉しかった。 もっと、もっと意識すればいいのに。 「…おやすみ、春子。」 自分で言っといて少し照れ、軽く鼻をこすりながらパソコンを閉じた。 俺は正直浮かれていた。 その夜は、春子の笑顔を思い出しながら、幸せな気分で眠りに就いた。 なんだか白い、白いイメージの夢を見た。 ベッドの上で3回も携帯の着信があったってことに気付いたのは翌朝だった。
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