18/18
前へ
/40ページ
次へ
あいかわらず夢を見る。 暗闇の中で手を差し伸べてくれるのは決まって春子だ。 母親でも、大倉でも、白川さんでも、涼でもなく、やはり春子だった。 ただの恋愛感情というより、彼女を心のよりどころとして救いまでも求め出している。 会えないのに、話せないのに、ただ想いだけが募っていった。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2658人が本棚に入れています
本棚に追加