一週間(Ⅰ)‐2

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翌朝、早めに目が覚めた。 春子はまだ眠っている。 また目が覚めなくなったらどうしようと、少しだけ不安になった。 ピク。 「……ん…。」 握った手が少し動き、春子は寝返りを打った。 「……ふ…。」 ほっとして、春子の額を軽く撫でた。 おはよ、春子。 カタン。 立ちあがって伸びをする。 同じ体制のままだったから体が痛い。 運動と煙草吸いのために一旦外へ出た。 缶コーヒーを飲みながら外から戻ると、春子はちょうど起きたばかりだった。 「おはよう。…ございます。」 おずおずと恥ずかしそうに頭を下げる春子。 「おはよ。」 思わず笑顔になってしまった。
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