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「て、ていうか、展開早すぎじゃないですか?」
「何年あなたの裸を想像してきたと思ってんの?」
そ、そそそそ想像って……。
「や、あの……、拒否反応とか発作とか、もしかしたらじんましんとか出るかも……」
「出ないよ。
出てもやめてあげない」
司さんの唇がおでこから、耳元へくる。
「え、っと……、あ、お風呂!
私まだなので今から」
「無理。もうスイッチ入った」
耳に口をつけながら言われて、背筋に何か電流が走った。
「ひゃっ」
耳から首筋へ流れるように這っていく唇。
ギッ……。
「司さっ……」
手足をバタバタして抵抗すると、両足の上に乗られ、両手は司さんの片手だけで容易く頭上に固定されてしまった。
「優羽……」
からかい半分だった司さんの顔が、いつになく真剣な顔になっていた。
「優羽が汚れてないって解らせてあげるから」
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