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さっきの車内での私の告白が引き金。
司さんは私のコンプレックスをほどこうとしてくれている。
深くてスロウなキスのオンパレード。
さっきまでは司さんとしたキスの回数を覚えていたけど、もう……数えるのをやめた。
脳が痺れて、声が、息が、熱が、私を違う女にしてしまうような錯覚。
ああ、さっき司さんが言っていたのは本当だった。
司さんをもっともっと欲しがっていることに、ようやく頭が追いついてきた。
私の体は、私の意思より一歩前を行っている。
「優羽……」
抵抗をやめた私に、司さんは何度も何度も口づける。
ふわふわ、ゆらゆら……。
司さんに身を委ねる。
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