終章

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次の瞬間、ようやくいろいろ思い出したのか、シューッと顔から湯気が出る音が聞こえそうなくらい真っ赤になる。 「っ――」 ガバッ。 春子は恥ずかしさからか、布団にもぐりこんだ。 バカ、そんなことすると……。 「うきゃあ!」 春子は奇声を発して今度は反対方向を急いで向いた。 お互い裸って分かるでしょ、普通。 「はーるこ。 朝の挨拶は?」 「お、…おはようございます」 後ろから春子をぎゅーっと抱き締める。 きめ細かくてツルツルしてて吸い付くような白い肌。 思わずうなじを軽く噛む。 無言の春子がビクッと反応する。 ……可愛い。 ――あー、もう。 こんなんしてたら、俺、どんどん堕落してダメ人間になる。
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