〈番外編〉瑞希×東條‐2

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……とりあえず、今日も部屋から出ずにゴロゴロしよ。 明日の気苦労を持ちこたえるために温存しておかねば。 訳の分からない自己説得をして、再度暖かい布団の中に潜る。 いつもならこんなことはしない。 自分を律するために休日も早く起き、リフレッシュのために運動やショッピングをする。 でも、今回ばかりは例外としよう。 私だって、自分の為だけに落ち込みたい日もある。 女の子だから。 ……なんて。 眠くもないのに布団にくるまっているのは、変な感じだ。 モゾモゾと何度も寝返りを打つ。 下の階でお母さんが、電話かお客か、何やら楽しそうに話している声が聞こえる。 ああ、私の心とは無関係に、平和な、何の変哲もない日曜日。
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