〈番外編〉瑞希×東條‐2

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「は? 俺、別に会うとか言ってねーし」 じゃあ何でそんなこと私に言ってくるわけ? 心臓が痛い。 東條の顔が見れない。 「より戻せばいいじゃん。 あんなに引きずってたんだから」 「はあ? 何言ってんの、おまえ。 そーなってもいいわけ?」 東條が私の腕をぐいっと握る。 目を合わそうとして、覗き込まれる。 「当たり前じゃない。 親友なんだからあんたの幸せを願ってるわよ。 お幸せに!」 泣きそうになるのをぐっとこらえ、東條の目をしっかり見て満面の作り笑いをしてやった。 「……何それ。 この前のは何だったわけ? 日曜の約束は?」
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