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「は?
俺、別に会うとか言ってねーし」
じゃあ何でそんなこと私に言ってくるわけ?
心臓が痛い。
東條の顔が見れない。
「より戻せばいいじゃん。
あんなに引きずってたんだから」
「はあ?
何言ってんの、おまえ。
そーなってもいいわけ?」
東條が私の腕をぐいっと握る。
目を合わそうとして、覗き込まれる。
「当たり前じゃない。
親友なんだからあんたの幸せを願ってるわよ。
お幸せに!」
泣きそうになるのをぐっとこらえ、東條の目をしっかり見て満面の作り笑いをしてやった。
「……何それ。
この前のは何だったわけ?
日曜の約束は?」
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