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「は?」
コーヒーを持ったまま目を見開く瑞希。
「ただいま」
優羽が戻ってきて、俺の隣にちょこんと座った。
「?」
口をあんぐり開けた瑞希を見て、不思議そうな顔をしている優羽。
「優羽。
グロスはみ出てる」
これ見よがしに、優羽の顎を右手で捕え、親指で唇の端をなぞって拭いた。
また真っ赤になる優羽。
「化粧直しした後はちゃんと鏡で確認しないと」
顔を斜めにし、少し顔を近付けて言った。
化粧とか別にしなくてもいいんだけど。
そのままで十分可愛いから。
まぁ、すっぴん見れるのも俺の特権と思えば別か。
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