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「えー……と、まず、何だったっけ?
東條?
東條が嫌いなのは、瑞希の彼氏だからじゃなくて、以前PUZZLEで優羽に触りまくってたから」
優羽は話を聞きながら、鼻をズビッとすすった。
「あと、白川さんは、優羽に会うために毎回1人でPUZZLEに通うと不審だから、あえて付き合ってくれてただけ」
優羽は何も言わず、上目遣いで俺を見たまま。
「会社で言い寄られることに関しては、悪いけど俺の意志でどうこうできる問題じゃない」
バシッ。
……いて。
優羽が座ったまま、ちょうど目の前にある俺のすねをスーツの上から叩いた。
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