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目が覚めた。
……あれ?
……白い。
私は、自分の部屋の天井は茶色かったよなとぼんやり思った。
「わ……」
それより何より、それ以前に。
……司さんの膝の上。
そして、一回来たことのある、司さんの部屋。
「……」
ここに着いて乾杯したところから記憶がおぼろげだ。
私……、もしかして、寝ちゃってた?
そおっと司さんの顔を下から見上げる。
司さんも、ソファの上の部分に肘を置き、頬杖しながら眠っている。
……わー。
……か、かわいい。
口には絶対出せないようなことを思いながら、司さんを起こさないよう、ゆっくり起き上がった。
時計を見ると夜中の2時。
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