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その後すぐ解散して、それぞれペアで帰って行った。
今、優羽は俺の隣の助手席。
「えっ!
あれ?
送ってくれるんじゃ……」
優羽が車の外の景色を見てキョロキョロする。
優羽の家とは逆方向へ車を走らせているから。
「今日金曜だし、俺も明日休みだし」
「え……と」
「イヤ?」
「や……、嫌じゃ、……ないです、けど……」
お得意の優羽のごにょごにょ語尾。
「安心できて落ち着くんでしょ?俺」
「……」
ちらっと優羽を横目で見ると、赤くなってスカートを握り、うー……、と自分の言ったことを後悔している。
おもしれぇ。
ホント、飽きない。
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