〈番外編〉司×優羽‐2

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「……ル、コ……」 司さんの口がピクッと動く。 「はる、こ……」 私はクスリと笑って、 「はい」 と、小さな声で答えた。 パチッ。 急に開く司さんの目。 ドアップで観察していた私の方が驚いた。 「あ……」 司さんの手が伸ばされ、途端にぎゅうっと抱き締められる。 「あーー。 やっと会えた。 ……会いたかった」 司さんが掠れた声でそう言い、腕の力を一層強めた。 「……つ、司、さん?」 まだ、寝惚けてるのかな? 私も力比べみたいに、ぎゅうーーーっと司さんを抱きしめてみた。
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