〈番外編〉司×優羽‐2

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服越しにあたる司さんの手。 脱がされていきながら、その手にドキドキする。 でも、怖くはない。 この手が温かいこと。 この手が優しいこと。 私はもう知っているから。 「司さん……」 「ん?」 「好き……、です」 司さんは笑いながら、 「知ってるよ」 と、答えた。 キスが降ってくる。 司さんの優しさが、熱が、想いが降ってくる。 くすぐったくてクスクス笑う。 幸せはそのさなかでは分からないって言うけれど。 私は分かる。 今、ものすごく幸せだってこと。
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