〈番外編〉司×優羽‐2

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実は家に入れるのは今日が2回目。 先月、俺の家で初めて優羽と朝を迎えてから、ようやく2回目。 既に3週間あいている。 急な仕事が入って昨日まで残業続きだったこと、慣れない優羽に無理をさせたくなかったこともあって、短時間で会うことはあっても家に連れ込むことはなかった。 「瑞希にも挨拶したし、優羽が会いたがってた俺の友達にも紹介したし、親にはもともと公認だし……」 「うん」 「そろそろ」 「うん」 「ね」 「……?」 小首を傾げる優羽。 「……。 いや、いいや」 そんな抜けた可愛い顔で、きょとんとしないで欲しい。 “一緒に住もう”って前に言ったこと完全に忘れてる。 この人。
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