〈番外編〉司×優羽‐2

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耳が寂しいので、小音量でジャズを流す。 テーブルにナッツとビターチョコを入れた小さな器、コースターを2枚置き、グラスにビールを注いだ。 優羽の横に座る。 「何の乾杯?」 「えー…と、司さんと私、お互いの友達を紹介できたことに対する……乾杯?」 2人で笑いながらグラスをカチンと合わせた。 「瑞希、ちょっとだけ雰囲気柔らかくなったな」 「そうかな? 私はあんまり分からないけど……。 つきあいだしたからかな」 「ハハ。 東條のお陰か」 「……。 そういえば、司さん、東條さんに対して、なんか、怖かった。 今日……」
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