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『思い出したーー!!』
自分の記憶能力がまだ大丈夫だったことを知って安心した。
『良かったね、どこにあるのー?』
『えっとね、クリーニング屋だよ!』
『クリーニング屋? じゃあ急いで取りに行かなきゃダメでしょ!』
鈴は何を慌てているのやら。
『そんなことする必要ないよ』
『何言ってるの? する必要がないってどういう意味?』
『……だって、クリーニングに出したの昨日だからさ』
『…………』
俺が言ったと同時に鈴は黙り出した。
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