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『………ついてねぇ』
別に誰に言うわけでもなくただ呟いてみる。
しばらくはジャージの事で弄られるだろう、俺の友人に優しい人はいない。
『明日からの学校、ほんと鬱だな……イテッ!』
ゴトンと音を立てて俺の目の前に気の箱が落ちてきた。
どうやらこの箱が頭に当たったらしい。
頭から血出てないかな?
不安になり、頭に手を乗せてみる。
『……良かった。何も出てない』
何も出ていないことを確認した後、目の前の木箱に目をやった。
『……ってか、何で空から?』
その答えは返って来ることもなく、静かな時間が過ぎていく。
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