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『……なんだ』
目の前にはいつものバカが立っていた。
『なんだとはなんだよ! 翔が一人で寂しそうだから相手してやってるのに』
『じゃあ話しかけなくて良いわ。今疲れてるし』
『でさー、昨日のあのテレビ見た? お笑いのやつ』
『……俺の話聞いてたか?』
俺の話を無視して話を変えてきた。
『おーい、翔。君はバカだね。質問を質問で返すなってお母さんに習わなかったの?』
『じゃあ人が話しかけてくるなって言ってるのに話しかけてくるお前はどうなんだ?』
『うん? 何の事?』
こいつ……いつかぶっ飛ばす。
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