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目を白黒させながらついてきた華緒梨を部屋まで連れ帰り、彼女がまだ見たことがない俺の机の前に座らせた。
「え? え? 何これ、いいの?」
「別に、勝手に覗いてるんじゃないからいいよ」
慌てる彼女を見ながら、肩を竦めて笑った。
俺の椅子に座っている華緒梨の隣に背もたれのない予備の椅子を持ってきて、腰を下ろす。
そのままいつも執筆に使っているパソコンを立ち上げ、いくつかのフォルダを華緒梨の前で開いて見せた。
「……!?」
「ど?」
「ど? って言われても……何、これ」
華緒梨の疑問はもっともで、俺は思わずぷっと吹き出してしまった。
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